【仙台市太白区で棟板金交換】釘抜けから始まる木下地(貫板)の腐食リスクと防腐対策
【仙台市太白区 棟板金の木下地の腐食リスクと防腐対策】
みなさん、こんにちは(^^)/ 街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
突然ですが、ご自宅の「屋根の一番高い場所」が今どうなっているか、パッと思い浮かびますか? おそらく、ほとんどの方が「見たことがない」「地上からは見えない」と答えるはずです。
スレートや金属屋根の頂点部分には、雨水の浸入を防ぐために「棟板金(むねばんきん)」という金属のカバーが取り付けられています。 ここは家の中で最も激しい雨風や強い紫外線、直射日光の熱に晒される過酷な場所。それにもかかわらず、下からは死角になるため、「気づかないうちに劣化が進行し、ある日突然トラブルが表面化する」という非常に厄介な特徴を持っています。
今回は、先日仙台市太白区にて実施した実際の棟板金交換工事の様子を交えながら、なぜ棟板金が傷むのか、その隠れたリスクと正しいメンテナンス方法について詳しく解説します!
【棟板金の浮きの修理費用は?相場や浮きの原因を対策できるメンテナンス方法を解説】
◆ なぜ頑丈な金属がバタつく?棟板金が浮いてしまう「3つのステップ」
「台風の後に屋根の鉄板がバタバタしている」「庭に金属の板が落ちてきた」というご相談は非常に多く寄せられます。 一見、頑丈な金属がなぜ飛ばされてしまうのでしょうか?実は、原因は金属そのものの寿命ではなく、その内側にある木製の下地(貫板:ぬきいた)の劣化にあります。
新築時や前回の工事の際、棟板金はこの木の下地に対して横から釘でしっかり固定されています。しかし、築10〜15年と歳月が流れる中で、屋根の上では以下のような現象が静かに、確実に進んでいるのです。
1.熱伸縮による「釘抜け(釘の浮き)」
金属は太陽の熱を浴びると膨張し、夜間に冷えると収縮します。棟板金はこの伸縮を毎日毎日、何年も繰り返しています。このわずかな動きによって、固定している釘が少しずつ外側へと押し出されてしまうのです。これが「釘抜け」と呼ばれる現象で、ひどい時には指で簡単に引き抜けるほど緩んでしまいます。
2.わずかな隙間からの雨水浸入
釘が数ミリでも浮き上がると、そこに小さな隙間が生まれます。雨が降った際、その隙間を伝って雨水や結露による湿気が板金の内側へとじわじわと入り込みます。
3.内部の木下地(貫板)の腐食
板金の内側に入り込んだ水分は、直射日光が当たらないため非常にかわきにくい状態です。常に湿気に晒されることで、木製の下地は次第に腐食し、最終的には「スカスカ・ブカブカ」の状態になってしまいます。
こうなると、もう釘やビスを打ち直して締め直すことは不可能です。スカスカのスポンジにネジを回しても固定できないのと同じだからです。その結果、台風や春一番などの強風に煽られた際、一気に板金ごと吹き飛ばされてしまうのです(>_<)
◆ 当店こだわりの施工!長寿命化を叶える「防腐貫板」への交換
「中の木の下地が腐ってしまったら、もう直せないの?」と不安になる必要はありません。 傷んでしまった場合は、既存の棟板金を一度すべて取り外し、中の腐食した木下地を新しいものへ交換する工事を行います。
こちらは、先日太白区の現場で実際に施工した際のお写真です。まずは劣化した古い下地を撤去し、新しい下地を設置した状態になります。
雨水を吸って黒く変色していた古い木材をきれいに取り除き、新しく「防腐処理」が施された高耐久な木材(防腐貫板)へと交換いたしました! 写真をご覧いただくと、少し緑がかった色をしているのがお分かりいただけるかと思います。これが、防腐剤が木の芯までしっかりと染み込んでいる証拠です。
通常の未処理の木材だと、年月が経ったときに結露や雨水で再び腐食しやすいのですが、この防腐貫板を採用することで、万が一水分に触れても長期間腐りにくく、釘やビスをガッチリと保持し続ける力を維持できます。当店では、この防腐貫板への交換を標準仕様としております。
この新しくなった頑丈な下地の上から、新しい棟板金を被せ、ビスや釘で強固に固定していきます。
仕上がりをご覧ください! 釘が抜けて浮き上がり、波打っていた屋根のてっぺんが、ピシッと真っ直ぐ、新築時のように美しく生まれ変わりました。 これでどれだけ強い風が吹いても、大雨が降っても、内部の防腐貫板が板金をがっしり掴んでいるためびくともしません。太白区のお施主様からも「これで次の台風シーズンも不安なく過ごせるよ、ありがとう!」と大変お喜びいただけました。
◆ 「見えないから」と放置すると、修理費用が数倍に膨らむリスクも……
今回のように、板金が少し浮いている段階、あるいは下地を交換する段階で定期的なメンテナンスができれば、工事費用は最小限の範囲で抑えられます。 しかし、「下から見えないからまだ大丈夫だろう」と放置してしまい、完全に板金が吹き飛んでしまうと、被害は屋根だけにとどまらなくなります。
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剥き出しになった屋根の頂点から、大量の雨水が天井裏へ侵入する
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気づいた時には室内のクロスに大きな雨染みができている(雨漏りの発生)
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住まいを支える重要な柱や梁(構造木材)まで腐食が進行する
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湿った木材を好むシロアリが住み着き、二次被害が発生する
棟板金の交換だけであれば数万円〜十数万円で済んでいたはずのメンテナンスが、住まい全体の構造修繕にまで発展してしまうと、修理費用は何倍にも膨らみ、場合によっては100万円を超えるような大がかりなリフォームを余儀なくされるケースもあります。
「もっと早く点検して直していれば、ここまで費用がかからなかったのに……」という悔しい現場を、私たちは何度も目にしてきました。だからこそ、深刻な事態になる前に、住まいが出している小さなサインに気づいていただきたいのです。
◆ 我が家のSOSを見逃さないために!こんな症状はありませんか?
以下のチェックリストに一つでも心当たりがあれば、屋根のてっぺんが悲鳴を上げているサインかもしれません。
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新築、または前回の屋根塗装から10〜15年以上、一度も屋根点検をしていない
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近所で工事をしているという業者から「お宅の屋根の鉄板が浮いていて危ない」と指摘された (※近年、訪問業者による不安商法や指摘営業のトラブルが急増しているため、十分な注意が必要です!)
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台風や強風の日の夜、2階の天井付近から「コトコト」「バタバタ」と異音が聞こえる
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庭やベランダを掃除していたら、見覚えのない錆びた釘や金属の破片が落ちていた
もしこうしたサインが見られたら、まずは一度、専門業者による正確な点検を受けられることをおすすめします。
ここで、私たちから絶対にお願いしたい大切なことがあります。 「気になるからといって、ご自身でハシゴをかけて屋根に登ることだけは、絶対に絶対にやめてください!」 屋根の上、特に棟板金がある頂点部分は非常に高く、傾斜もあるため、私たちプロであっても常に安全帯を意識し、命がけで作業を行う場所です。一般の方が登るのは滑落の危険が非常に高く、大変危険です。
私たち街の屋根やさん仙台太白店にご相談いただければ、高所カメラなども駆使しながら、地上から安全かつ確実に屋根の状態を診断いたします。診断時のお写真はすべてお客様にお見せし、現在の状況を分かりやすく丁寧にご説明いたします。
仙台市太白区をはじめ、青葉区、泉区、宮城野区、若林区、さらには富谷市や名取市、大崎市など、宮城の地元の皆さまからのご相談をいつでもお待ちしております。 「まずは点検だけしてほしい」「異常がないか見てほしい」というご依頼も大歓迎です。大切なお住まいを末長く守るために、どうぞお気軽にお声がけくださいね!
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