2026.09.21
【仙台市太白区にて庇のコーキング補修を実施!】 皆様こんにちは!街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です(^^)/ 「窓の上や玄関の庇(ひさし)あたりから雨水がじわっと染み出てくる……」 「庇の継ぎ目にあるゴムパッキン(コーキング)がパックリ割れている&he…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
ビルや店舗といった陸屋根(平らな構造の屋上)を持つ建物において、雨漏りトラブルの原因として特に多いのが「パラペットの金属笠木における継ぎ目(ジョイント)の劣化」です。
笠木は建物の最上部に設置されているため、日々の強い紫外線、雨風、そして厳しい寒暖差を直接受け続けています。その結果、経年変化によって接合部に隙間が生まれ、そこから雨水が内部へ侵入してしまうケースが後を絶ちません。
今回は、宮城県名取市内のテナントビルにて実施した、金属笠木の隙間を埋めるシーリング(コーキング)の打ち替えおよび防水補修工事の事例をベースに、具体的な施工の流れや雨漏りを未然に防ぐための重要なポイントを解説します。
【雨漏り修理の費用と失敗しないためのポイント!修理や原因の特定方法】
まず、建物における「笠木」の役割と、雨漏りを引き起こす主な要因について整理しておきます。
笠木の構造と役割 屋上やベランダの立ち上がり壁(パラペット)の最上部を覆う金属製(アルミ、ステンレス、ガルバリウム鋼板など)のカバーを笠木と呼びます。ここから水が回るのを防ぎ、外壁面へ直接雨水が伝うのをガードする役割があります。
ジョイント部分の熱伸縮 金属は気温の上昇で膨張し、低下で収縮します。この日々の激しい温度変化による伸縮の繰り返しがジョイント部に負担をかけ、徐々に隙間を広げていきます。
シーリング材の寿命と劣化 接合部を埋めているコーキング材は、紫外線などの影響で約5年〜10年で肉痩せやひび割れ、剥離を起こします。柔軟性を失うと、わずかな隙間からも雨水が侵入します。
台風などの吹き込み 通常の雨では問題がなくても、台風時のように下から吹き上げる強い風を伴う場合、雨水がジョイントの隙間や笠木内部へ押し込まれ、建物内部まで到達してしまいます。
今回の現場となった名取市のテナントビルでは、階下のテナントで雨染みが発生したことを契機に屋上の調査を行いました。
パラペット周辺を詳しく確認したところ、金属笠木のジョイント部(特に出隅などのコーナーや長尺方向の継ぎ目)において、顕著な隙間や既存コーキングの劣化が認められました。
幸いにも金属笠木自体の大きな破損や腐食は見受けられなかったため、既存の目地をきれいに清掃した上で、高耐久なシーリング材を使って完全に密閉・防水するコーキング補修工事をご提案・実施する運びとなりました。

現場で行われた実際の作業工程とそれぞれのポイントをご紹介します。
1.下地処理と目地の清掃 古いコーキングの残骸、ホコリ、コケなどを綺麗に取り除きます。汚れが残っていると接着不良の原因になるため、この清掃工程が非常に重要です。
2.マスキングテープによる養生 施工箇所の周囲に専用のテープを真っ直ぐ貼ることで、余計な箇所に材料が付着するのを防ぎ、きれいな仕上がりラインを実現します。
3.専用プライマーの塗布 金属下地とこれから充填するシーリング材の密着性を格段に高める「接着下塗り材(1液型変性シリコーンLM専用プライマー)」を刷毛で丁寧に塗布します。
4.変性シリコーンの充填とヘラ押さえ プライマー乾燥後、目地の奥まで隙間なくシーリング材をたっぷりと打ち込みます。その後、専用ヘラで圧力をかけて空気を抜き、下地にしっかりと密着させます。
5.養生テープの撤去 表面が硬化し始めるベストなタイミングでテープを慎重に剥がし、シームレスな防水ラインを形成して完了です。
今回の施工で意識された、建物を長く守るための技術的なポイントです。
・低モジュラス(LMタイプ)の変性シリコーンの採用
一般のシリコーン系とは異なり、「柔らかく伸縮性に優れ、引っ張りに強い」特性を持つ低モジュラスタイプを使用。気温変化で大きく動く金属笠木の動きにしっかり追従し、破断を防ぎます。
・2面接着の徹底
動きが大きい目地で底面まで固める3面接着にすると真ん中が引きちぎれやすいため、左右の2面のみに接着させることで、シーリング材本来の伸縮性能を最大限に発揮させています。
・確実なプライマー塗布
見えなくなる部分の下地処理を徹底し、数年での剥離を防止します。
屋上の笠木からの雨漏りを放置すると、内部の木下地や鉄骨の腐食を招き、最悪の場合は天井の落下や漏電トラブルといった重大なリスクにつながります。
名取市をはじめとする寒暖差のある地域や沿岸部では、部材の劣化が進行しやすい傾向にあります。「天井にシミがある」「コーキングがひび割れている」「最後に点検してから10年以上経っている」といった兆候が見られる場合は、大きな被害が出る前の早めの点検・メンテナンスをご検討ください。
【雨漏りの原因となりやすいパラペット、メンテナンスは必須です】
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