2026.06.27
【仙台市太白区 バルコニー床からの雨漏り調査】 みなさん、こんにちは(^^)街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です! 先日、仙台市太白区のお客様より「バルコニーの床に穴が空いてしまった」との切実なご相談をいただき、現地調査へ伺いました。 現地で確認すると、床面の一部が完全に陥没し、歩…
みなさん、こんにちは(^^)街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
「台風や激しい大雨のときには何ともないのに、冬から春先にかけて雪が融ける時期になると、なぜか天井から水が垂れてくる……」 そんな不思議な雨漏りに悩まされたことはありませんか?
大崎市は、宮城県内でも冬の積雪が多く、冷え込みが厳しい地域です。そのため、冬から春先にかけて、通常の雨漏りとは異なる「すがもり(菅漏り/雪漏り)」というトラブルのご相談をいただくことが多くあります。
「雨で漏れないなら大丈夫だろう」と放っておくと、建物の見えない土台や柱がじわじわと腐食してしまう危険性もあります。
今回は、大崎市の厳しい冬だからこそ起きやすい、すがもりのメカニズムや原因、そして大切な住まいを守るための対策について詳しく解説します。
【雨漏り修理の費用と失敗しないためのポイント!修理や原因の特定方法】
見た目は同じ雨漏りに見えますが、実は水の侵入経路がまったく異なります。その最大の差は、「屋根の上で水がプールのように溜まっているかどうか」です。
通常の雨漏り: 雨水が上から下に流れる途中で、屋根のひび割れや隙間から侵入します(雨傘の隙間から漏れるイメージ)。
すがもり: 融けた雪水が屋根の上で堰き止められ、行き場を失った水が下から上へ逆流するように屋根の隙間から侵入します(プールに浸かっているイメージ)。
一般的な屋根は「上から流れてくる水」を防ぐ構造には強いですが、「溜まった水につかる」ような防水構造にはなっていないため、すがもりが起きてしまうのです(>_<)
すがもりは、屋根の上の「豊富な雪」と「厳しい寒さ(温度差)」によって、以下のステップで発生します。
屋根に雪がしっかり積もると、雪自体が「断熱材」の役割を果たし、屋根裏の熱を閉じ込めます。室内の暖房の熱が天井から屋根に伝わると、屋根の表面温度が上がり、積もった雪の下層(屋根に接している部分)がじわじわと融け始めます。
融けた水は屋根の傾斜を伝って下(軒先)へと流れていきます。しかし、室内の熱が届かない軒先は、大崎市の厳しい外気によってキンキンに冷やされています。ここへ辿り着いた水は再び凍りつき、「氷の塊(氷堤:アイスダム)」を作ります。
次から次へと流れてくる雪解け水が、この氷の塊に遮られて軒先で堰き止められます。これにより、屋根の上に「雪解け水のプール」ができあがります。 屋根材(ガルバリウム鋼板やスレートなど)の重なり目にあるわずかな隙間から、水位が上がった水が逆流するように建物内部へ侵入し、雨漏りを引き起こします。
すがもりを引き起こす背景には、建物自体の構造や経年劣化、そして地域の気候が関係しています。
原因①:屋根の「断熱不足」や「換気不足」 天井の断熱が薄かったり、屋根裏の換気がうまくいっていなかったりすると、室内の熱が屋根に伝わりやすくなります。これにより必要以上に雪が融け、軒先での凍結を促してしまいます。
原因②:ルーフィング(防水シート)やコーキングの劣化 屋根材の下には必ず防水シートが敷かれています。通常はこれが水の侵入を防ぎますが、経年劣化でシートに穴が空いていたり、隙間を埋めるコーキングがひび割れていたりすると、プールになった雪解け水が簡単に侵入します。
原因③:屋根の勾配(傾斜)が緩い、またはパラペット構造 傾斜が緩い屋根は水がその場に留まりやすく、リスクが高まります。また、屋根の周囲に立ち上がり(壁)がある「パラペット構造」も、排水口が凍りつくと巨大なプールになりやすい特徴があります。
すがもりを根本的に解決するには、冬の間の応急処置と、シーズンオフに行う根本的なメンテナンスが有効です。
軒先の除雪と氷の除去: 軒先にできた氷の塊や巨大なつららを、屋根を傷つけないように慎重に崩し、水の通り道を作ってあげます。
融雪ネットやヒーターの設置: 軒先にヒーターを導入し、氷の堤防ができないように通り道を確保します。
屋根の防水性強化: 屋根の葺き替えや改修を行う際、軒先まわりに粘着性の高い「遅延粘着型防水シート」を貼り、水圧がかかっても漏れない強力な防水層を作ります。
天井裏の断熱・換気改修: 遮熱・断熱をしっかり行い、「屋根に室内の熱を伝えない」環境を作ります。
水密性の高い屋根工法への変更: 緩勾配でも水が回りにくい、嵌合(かんごう)式の立平葺きなど、水が溜まっても隙間から侵入しにくい金属屋根材などを選ぶのが効果的です。
激しい雨で漏れないからと安心していると、冬場のすがもりによって木部やクロスがダメージを受けてしまいます。「冬だけ、雪解けの時期だけ漏れる」という兆候があれば、雪がすっかり融けた暖かい時期に一度、屋根の専門家にしっかり状態を見てもらうのが一番の近道です。
大崎市での施工実績も豊富な当店では、現地調査から最適な工法のご提案までしっかりサポートいたします。気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください!
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