みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
今回は、仙台市泉区で行ったスレート屋根(コロニアル・カラーベスト)の現地調査の様子を詳しくご紹介します。
屋根の上は普段なかなか目にする機会がない場所ですが、実は想像以上に過酷な環境に晒されています。今回お邪魔した現場では、スレート表面のコーティングが完全に剥がれ、さらには本体がパキッと割れてしまっている深刻な状態が確認されました(>_<)
なぜこのような状態になってしまうのか、正式な原因と放置するとどのような二次被害に繋がるのか、泉区の地域特性(気候)を交えながらプロの視点で徹底解説します!
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現地調査時の写真をご覧ください。屋根全体に以下のような深刻なサインが出ていました(>_<)
・全体的な塗膜の完全剥離
スレートの表面を保護していたはずの塗膜(塗装の膜)がペリペリと剥がれ、下地であるスレートの素地が完全に露出してしまっています。全体的に白っぽくなる「チョーキング現象」や、水分を含んだことで発生するコケ・カビの汚れも目立ちます。
・鋭いひび割れ(クラック)と欠損
屋根の重なり目や板金(役物)の周辺では、スレート本体がパキッと鋭くひび割れており、一部は三角の形で完全に欠落してしまっています。
・隙間の詰まり・縁切り不足
スレート同士の重なり目が、過去の劣化したシーリング材や古い塗膜の塊、汚れなどで完全に塞がっている箇所が見受けられます。
スレート屋根がここまで傷んでしまった背景には、「前回の施工環境」と「仙台市泉区特有の厳しい気候」という2つの大きな原因が潜んでいます。
① 前回の塗装時の施工不良(層間剥離) のようなペリペリとした剥がれ方は、前回の塗装工程に原因がある可能性が高いです。「高圧洗浄で古い粉(チョーキング)を落としきれていなかった」、あるいは「下塗り材(シーラー)の塗布量が足りず、傷んだスレートに全て吸い込まれて接着効果を発揮しなかった」場合、数年でこのように塗膜が浮いて剥がれてしまいます。
② 仙台市泉区特有の「凍結融解(とうけつゆうかい)」 仙台市の中でも、泉区(特に山沿いや新興住宅地など)は冬場の寒さが特に厳しい地域です。塗膜が剥がれて「裸」になったスレートは、雨や夜露をスポンジのように吸い込みます。その水分が、夜間の氷点下の寒さによってカチカチに凍結します。水は凍ると体積が膨張するため、スレートを内側から引き裂くように押し広げます。日中に溶けて、夜にまた凍る……この「凍結融解」がワンシーズンに何度も繰り返されることで、鋭いクラックや欠けが一気に進行してしまうのです。
③ 水の抜け道が塞がれたことによる脆化(ぜいか) 隙間が古い塗膜やコーキングで塞がっていると、内側に入り込んだ雨水が外に排出されずに溜まり続けます。常に湿った状態が続くことで、スレート自体の強度が著しく低下し、もろくなってしまいます。
現在の状態は、残念ながら「屋根材としての寿命を迎え、雨漏りへのカウントダウンが始まっている状態」です。これを放置すると、以下のような恐ろしいリスクに繋がります。
・スレート片の脱落・飛散リスク すでに割れている部分は、台風や強風によってベリッと剥がれ、近隣の敷地へ飛散したり道路に落下したりする危険があり、二次被害に繋がりかねません。
・防水シート(ルーフィング)の急速な劣化 スレートが雨水を防げなくなると、その下にある「防水シート」に直接大量の水が回ります。防水シートは常に水に晒され続けると、熱や湿気で一気に破れてしまいます。
・大規模な雨漏りと構造体の腐食 防水シートが破れれば、ついに天井からの雨漏りに直結します。下地の木材(野地板や柱)が腐食すると、シロアリを呼び寄せる原因になるだけでなく、将来的に数百万円規模の構造補修工事が必要になってしまいます(>_<)
下地がここまで脆くなって水分を含んでいる場合、「単に上から色を塗り直すだけの塗装」では、数年でまた剥がれてしまい根本的な解決になりません。当店では、お客様のお住まいの未来を考え、以下の2つのアプローチをご提案しています。
【最もおすすめ:屋根カバー工法(または葺き替え)】
全体的な強度が落ちているため、現在のスレートの上から軽い金属屋根(ガルバリウム鋼板やSGLなど)を被せる「カバー工法」がベストな選択肢です。 ・メリット1 凍害からの解放:金属屋根にするため、泉区特有の「水分が凍って割れる(凍害)」心配が一切なくなります。 ・メリット2 断熱性の向上:屋根が二重構造になり、さらに断熱材付きの金属屋根を選べば、泉区の厳しい冬の寒さ対策(暖房効率アップ・光熱費削減)にも直結します。
【次案:部分補修+強力な下地処理を伴う塗装(延命処置)】
ご予算や今後の住まいの計画に合わせて塗装を選択する場合は、割れている箇所をタスマジックやコーキングでガチガチに固定した上で、吸い込みの激しい素地に対して「浸透型エポキシシーラー」を2回・3回と贅沢に重ね塗りして下地を限界まで補強してから上塗りします(※ただし、10年以内の定期的な再メンテが前提となります)。
泉区の厳しい寒さは、傷んだ屋根にとって致命傷になります。屋根に染み込んだ水分が凍って手遅れ(崩壊・大雨漏り)になる前の、秋口までの早めの対策がとても重要です。
「うちの屋根は大丈夫かしら…」「前回の塗装から10年以上経っている」という方は、ぜひ一度、街の屋根やさんの無料屋根診断をご利用ください。雨漏り診断士の資格を持つプロが、あなたのお住まいを徹底的にチェックいたします!
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