2026.09.09
仙台市太白区の皆様おばんです!街の屋根やさん仙台太白店です(^^)/仙台市太白区にお住まいのお客様より「屋根の頂上部分の金属が浮いている気がする」「風が吹くとバタバタ音がして不安」というご相談をいただきました。 現地調査へ伺ったところ、屋根の最頂部を保護している棟板金(むねばんき…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
屋根の塗り替えを検討する際、「どのメーカーの塗料を選ぶか」「何色にするか」といった点に目が行きがちです。しかし、実は塗料を塗る前に行う「下地調整・補強作業」こそが、屋根全体の寿命と防水性能を決定づける最も重要な工程です。
どんなに高機能で長持ちする上塗り塗料を使用しても、土台となる板金や屋根材にガタつきや隙間が残ったままでは、台風や大雨の際に雨水の侵入を許してしまいます。
今回は、仙台市太白区で実施した屋根塗装現場から、塗装作業の前に必ず行っている「棟板金のビス増し締め補強」と「継ぎ目のシーリング(コーキング)防水処理」の実際の様子をご紹介します。
【棟板金の浮きの修理費用は?相場や浮きの原因を対策できるメンテナンス方法を解説】
屋根の最頂部に位置する「棟板金(むねばんきん)」は、風雨や直射日光などの厳しい自然環境に毎日晒されています。 現場調査を行った際、まず目についたのが棟板金を留めている釘の浮き上がりでした。
金属製の棟板金は、日中の太陽光による加熱で「膨張」し、夜間に冷やされることで「収縮」します。この日々の熱伸縮が繰り返されることで、打ち込まれていた釘が徐々に外側へと押し出されてしまうのです。また、築年数の経過によって内部の木下地(貫板)が乾燥・劣化し、釘を保持する力が弱まることも一因となります。
強風による板金の飛散・めくれ
固定力が低下した状態の棟板金は、台風や強風にあおられて一気に持ち上がり、飛んでいってしまう恐れがあります。近隣の建物や通行人に衝突すれば深刻な事故に繋がります。
隙間からの浸水・雨漏りの発生
浮いた釘の根元や板金の隙間から雨水が侵入し、内部の木下地を腐らせます。放置すると屋根裏への雨漏りに発展し、住まい全体の構造を損なう原因になります。
塗装を行う前には、こうした潜在的なトラブルの種をしっかり取り除いておくことが不可欠です。
浮きが見られた既存の釘を放置せず、棟板金を強固に固定し直す「ビス打ち補強」を実施しました。 施工にあたっては、打ち直しても抜けやすい従来の釘ではなく、抜けにくさに優れた「ステンレス製パッキン付きビス」を追加で打ち込む(増し締め)手法を採用しています。
棒状の釘は振動や金属の伸縮によって抜けやすい性質があります。これに対し、螺旋状の溝があるビスは下地に深くしっかりと噛み合うため、引張・揺れに対して非常に高い保持力を発揮します。
さらに、錆に強いステンレス素材を使用することで長期間の耐久性を確保し、頭部に付いたパッキンがビス穴からの浸水もしっかり防ぎます。手応えを確認しながら一本ずつ締め込むことで、強風でも揺らがない強靭な棟板金に仕上がります。
ビスによる固定強化に続いて行うのが、棟板金同士のつなぎ目やコーナー部に対する「シーリング(コーキング)防水処置」です。
板金が重なり合う接合部は構造上どうしてもわずかな隙間が生じやすく、横殴りの強い雨の際に水が吸い上げられて内部へ入り込む経路になりがちです。
1.テープによる養生
余分なコーキング材の付着を防ぎ、施工ラインを美しく出すために養生テープ(マスキングテープ)で施工箇所を正確に保護します。
2.高耐候シーリング材の注入
接合部や隙間に対し、追従性と耐候性に優れた専用シーリング材を充填します。
3.ヘラでの押さえ・均し
専用ヘラで圧力を掛けながら均一に伸ばし、隙間の奥深くまでシーリング材を密着させます。テープを剥がせば、隙間のない完璧な防水ラインが完成します。
ビスによる機械的な固定と、シーリングによる化学的な密閉という二重の対策により、豪雨や台風でも安心の防水性能を実現します。
お客様から「屋根塗装で一番重点を置くべき作業はどこですか?」と尋ねられた際、私たちは迷わず「塗料を塗る前の下地処理です」とお答えします。
下地処理には、今回の棟板金補強や防水シーリングのほか、高圧洗浄による汚れ落とし、屋根材のひび割れ補修、サビ止め塗料の塗布などが含まれます。
どれほど高耐久な塗料を採用しても、下地にガタつきや隙間が残っていたり、密着を阻害する汚れが付着したまま塗装してしまえば、塗膜はわずか数年で剥がれてしまい、雨漏りを防ぐこともできません。
「完成後は見えなくなる下地こそ、最も丁寧に仕上げる」
これが、塗り替え後の美しい状態と本来の耐用年数を長期間維持させるためのプロの基準です。
今回は仙台市太白区で行った、屋根塗装前の棟板金ビス打ち補強とシーリング防水工事の事例をご紹介しました。
屋根の上は地上から確認しづらいため、知らないうちに釘が抜けたり、接合部から水が侵入したりしているケースが多々あります。10〜15年に一度訪れる屋根塗装は、見た目を綺麗にするだけでなく、住まい全体の防水・耐震機能をアップデートする絶好の機会です。
業者選びの際は、使用する塗料だけでなく「塗る前の補強作業や下地調整をどれだけ丁寧に行ってくれるか」にもぜひ着目してみてください。
当店では仙台市太白区をはじめ宮城県全域で、板金・屋根施工の専門技術を活かした丁寧な屋根メンテナンスを行っております。
・「うちの屋根の板金は浮いていないか心配」
・「前回の塗り替えから10年以上が経過している」
・「台風シーズンに向けて事前に点検しておきたい」
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