2026.09.28
宮城県のみなさん、おばんです!街の屋根やさん仙台太白店です🏠 屋根の修理やリフォームを考え始めたとき、「実際に工事を頼んだ人は、どんな感想を持っているんだろう?」「信頼できる業者なのかな?」と、気になりますよね。 特に、日本家屋に多い瓦屋根のメンテナンスや、大がかりな工事となると…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
屋根のメンテナンス時期を判断する際、「塗装で直るのか、それとも葺き替えが必要なのか」と悩まれる方は少なくありません。特に仙台市泉区をはじめとする宮城エリアでは、冬場の積雪や凍結、日々の寒暖差などによって金属屋根の劣化が思わぬ速さで進んでしまうケースが見られます。
今回は、仙台市泉区のご自宅にて実施した「横葺き金属屋根」の施工前点検の様子をご紹介します。一見すると少し色あせているだけのように見えても、近くで確認するとハゼ部(接合部)から赤錆が広がり、一部では屋根材に穴があいてしまっている(貫通孔)危険な状態でした。
本記事では、この施工前の状況をリアルな写真とともに詳しく振り返り、なぜ「塗装」ではなく「屋根カバー工法」を採用することになったのか、その判断基準や施工前のチェックポイントをわかりやすく解説します。
【屋根カバー工法のメリットとは?費用相場や適した屋根材を厳選してご紹介!】
今回お伺いしたのは、仙台市泉区に建つご自宅です。泉区は閑静な住宅街が多く広がる地域ですが、冬場の積雪や寒暖差による結露など、屋根には日々過酷な自然環境が作用しています。
現場の屋根構造は、金属鋼板を横方向に重ねて施工していく「横葺き(よこぶき)屋根」です。
横葺き屋根は、デザイン性が高くスタイリッシュな外観に仕上がるほか、地震時の揺れを軽減できる軽量さが魅力の屋根材です。耐候性に優れる金属鋼板ですが、以下のような点に注意が必要です。
水が溜まりやすい部位が存在する:横の継ぎ目(ハゼ部)に雨水や雪解け水が留まりやすい構造をしています。
塗膜の劣化が錆に直結する:表面を保護する塗膜(塗料の膜)が紫外線や風雨で劣化すると、露出した金属素地から急激に酸化(錆)が進みます。
今回のお宅でも、前回の塗装施工から年数が経過しており、屋根全体で耐候性が限界を迎えている状態でした。
屋根に登り、詳細な現場調査を行いました。遠目には灰色の落ち着いた屋根に見えますが、近づいて観察すると深刻な劣化症状が散見されました。主な劣化ポイントは以下の3点です。
屋根表面を覆っていた防水塗膜が風化し、全体的にまだら模様状に剥がれ落ちています。手で触れると手に白い粉が付着する「チョーキング現象」も確認でき、金属鋼板を守る防水・防錆バリアが完全に失われている状態でした。
横葺き屋根の命とも言える「重ね合わせ部分(ハゼ部)」を中心に、濃い赤錆がびっしりと発生していました。また、雨水や雪解け水に乗って溶け出した錆が下方の屋根材へと流れ落ち、黄褐色の「錆汁」となって筋状にこびりついています。
最も懸念されるのが、錆が金属の深部まで侵食し、鋼板そのものが溶けて穴があいてしまっている「貫通孔」です。寄りの写真(施工前画像)で確認できるように、端部やハゼの重なり目が崩れるように欠損し、下地側に通じる穴が形成されていました。
「錆びているなら、サビ落としをして塗装を塗り直せば良いのでは?」と思われる方もいらっしゃいます。しかし、今回のような状態では塗装工事は不適切となります。その理由を解説します。
穴があいた金属には塗料が乗らない 塗料はあくまで「表面を保護する液状の膜」です。穴があいている箇所にいくら塗膜を塗っても穴を塞ぐことはできず、雨水の侵入を止めることは不可能です。
錆の根が深すぎる 金属の裏側やハゼの噛み合わせ内部まで錆が浸透している場合、表面の錆を削り落とす(ケレン作業)だけでは再発を防止できません。塗ったそばから内側の錆が塗膜を押し破ってしまいます。
そこで今回ご提案したのが「屋根カバー工法」です。
屋根カバー工法とは、既存の屋根材を破棄・撤去せず、その上に新しい防水シート(粘着層付きルーフィング)を敷き詰め、さらにその上から新しい軽量な金属屋根材(ガルバリウム鋼板やSGL鋼板など)を被せる施工方法です。
防水性の完全復活:穴のあいた屋根の上に新しい防水層と金属屋根ができるため、雨漏りを確実に防止できます。
撤去費用と処分費を削減:既存の屋根を剥がさないため、廃材が出ず、工期の短縮とコスト削減につながります。
断熱性・遮音性の向上:屋根が二重構造になることで、室内の保温・遮音効果が高まります。
屋根カバー工事を安全かつ確実に進めるためには、施工前の「足場設置」と「安全・養生対策」が不可欠です。本現場でも、しっかりと準備を整えて施工に臨んでいます。
今回の現場写真からも分かる通り、屋根の全周にわたって頑丈な金属製足場とメッシュシート(飛散防止ネット)を設置しています。
職人の安全確保:勾配(傾斜)のある屋根上での作業において、足場は作業員の落下の危険を防ぐ生命線です。
近隣への飛散防止:既存屋根の洗浄時や新しい屋根材の切断時、粉塵や水滴が隣家に飛散するのを青いメッシュシートが防ぎます。
丁寧な施工の実現:足元が安定することで、屋根端部(軒先やケラバ)や高い位置にある棟(むね)部分の複雑な板金加工も精緻に行うことができます。
安全対策を万全に施すことが、お施主様だけでなく近隣の皆様へのご迷惑を最小限に抑える第一歩となります。
仙台市泉区にて実施した横葺き金属屋根の施工前現場レポートをお届けしました。
金属屋根は非常に耐久性が高い優れた屋根材ですが、メンテナンスのタイミングを逃すと、塗膜劣化から赤錆へ、そして最終的には今回のように「穴あき(貫通孔)」へと進行してしまいます。
屋根材に穴があいてしまうと、塗装メンテナンスでは対応できず、今回のような「屋根カバー工法」または「葺き替え工事」が必要となります。幸いにも、今回の現場では下地の野地板まで腐食が及んでいなかったため、コストと耐久性のバランスに優れたカバー工法を無事に採用することができました。
「屋根の赤錆が下から見えて気になっている」
「前回の塗装から10年以上が経過している」
「雨漏りが心配なので一度専門家に見てほしい」
このようなお悩みをお持ちの仙台市および周辺地域の皆様は、穴があいて深刻な雨漏りに発展する前に、ぜひお気軽に専門業者へ現地調査をご依頼ください。点検・お見積もりを通して、ご自宅の屋根状態に合わせた最適な工事プランをご提案いたします。
次回は、この現場における「防水シート敷き込み」から「新屋根材の施工」までの様子をご紹介いたします!
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