2026.07.15
【仙台市泉区 バルコニーの防水工事について解説!】 みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!ベランダやバルコニーの床面は、雨や紫外線に日々晒されるため、定期的な防水メンテナンスが欠かせない場所です。しかし、いざ工事を検討すると「エアコンの室外機はそのまま…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
建物の屋上やベランダは、常に風雨や強い紫外線の影響を受けているため、定期的な点検や補修が欠かせない部分です。しかし、日常的に目が行き届きにくく、雨漏りなどの実害が起きてから初めて状態の悪化に気づくケースも少なくありません。
特にフラットな屋根構造(陸屋根)で多く寄せられるのが、「降雨後、時間が経っても水が引かない」というお悩みです。
今回は、仙台市太白区で実施した屋上防水層の劣化診断の様子をお届けします。水が溜まってしまう原因や、それを解決するための「勾配・不陸調整」と「ウレタン防水」を掛け合わせた施工提案について、雨漏り診断士が分かりやすくご紹介します!
【屋上防水とは?防水工事の種類・価格などを比較解説】
今回状態の確認に伺ったのは、仙台市太白区に位置する建物の屋上です。一見すると大きな損傷はないように見えますが、細部まで確認を進めると着実に経年劣化が進行していました。
トップコートの消耗と一時的な補修痕 屋上全域を点検したところ、防水層を守る最表面のトップコートが削れ、全体的に色ムラや変色が広がっていました。保護塗膜が機能低下を起こすと、防水層本体へ直にダメージが届くようになります。 さらに、中央付近にはアルミテープで処置された痕跡が散見されました。過去の浸水を防ぐための応急手当とみられますが、テープ自体も劣化して端から剥離しており、防水機能を喪失していました。こうした部分的な応急処置は、あくまで一次的なしのぎに過ぎず、解決にはつながりません。
中央部に停滞する「水溜まり」 また、屋上の中央エリアに雨水が流れず、大きな水溜まりができる状態になっていました。排水口(ドレン)へと水が届かないのは、下地の施工不陸(凹凸)や勾配不足が主な要因です。
「水が留まっていても、そのうち蒸発するから問題ない」と考えてしまうのは危険です。屋根の上に水が残り続ける状態は、建物にとって様々なトラブルの引き金となります。
1.防水塗膜の劣化スピード向上
防水材は水弾きを考慮して作られていますが、日常的に水没状態が続くと、塗膜やシートの寿命が著しく縮まります。水分を吸い込むことで膨れや剥がれ、表面の亀裂を引き起こしやすくなります。
2.苔・藻の繁殖による素材の傷み
水が溜まりやすい環境は、苔や藻、雑草の生育に好条件を与えます。伸びた根が防水層を傷つけたり、堆積した有機物が素材の分解を促す原因になります。
3.凍結融解による構造破壊(東北・仙台地域の注意点)
仙台をはじめとする寒冷地では、冬場の凍結現象に警戒が必要です。水溜まりや防水層の隙間に残った水分が夜間に凍ると、膨張する力によってコンクリート下地や防水塗膜を内側から破断させます。この凍結と融解の繰り返しが亀裂を押し広げ、深い雨漏りへと直結します。
屋根面の点検と並行してチェックすべきなのが、立ち上がり部分や手すり・架台の接合部です。今回の調査でも、手すり支柱の根元(架台部)に深刻な劣化が見受けられました。
ひび割れて固化したシーリング 手すり架台の足元を固めていたシーリング(コーキング)材が、紫外線の影響で伸縮性を失い、細かく割れる亀裂現象を起こしていました。一部は完全に隙間が開いている状態です。
伝い水による内部浸水 支柱を伝って落ちてくる雨水は、こうした根元の亀裂から直接建物内へ入り込みます。床面の防水処理が機能していても、足元のような細かな接続部(取り合い部)の隙間ひとつで雨漏りは発生します。 今回の施工提案では、床面の改修とあわせて既存の不要なシーリングを綺麗に取り除き、耐久性の高い部材で新たに打ち替える工程を組み込んでいます。
現場の状態をふまえ、水溜まりを解消する「勾配(不陸)調整」と「ウレタン密着工法」を組みあわせた改修工事をご提案しました。
樹脂モルタルを用いた「不陸・勾配調整」 凹みがある状態のまま上から防水施工を行っても、再度同じ場所に水が残ってしまいます。そこで、まずは凹凸の目立つ中央部を中心に樹脂モルタル等を充填し、排水口へ向けてスムーズに流れる正しい傾斜を作り出します。 下地を平滑に整えることで、「水が滞留しない屋上」の基盤を作ります。
ウレタン防水による縫い目のない防水膜の形成 傾斜を整えた下地に対し、液状のウレタン樹脂を重ね塗りして防水層を形成します。 ウレタン防水の大きな強みは、継ぎ目のない「シームレスな防水膜」を完成させられる点です。シート工法のような継ぎ目からの水入りが起こらず、立ち上がりや手すり架台の複雑な足元まで隙間なく覆い尽くすことができます。 仕上げに耐候性の高いトップコートを重ねることで、長期にわたり雨水の侵入をしっかりとガードします。
屋上や陸屋根の防水メンテナンスでは、単に穴を補修したり表面を塗り直したりするだけでは長持ちしません。「なぜそこに水が溜まるのか」という原因を特定し、水流(勾配)を正常な状態に戻したうえで適切な施工法を選択することが、建物の耐久性を伸ばす確実な方法です。
雨が降ったあと、屋根の上に水が残っている
架台の足元や手すりまわりのシーリングが割れている
以前行った部分補修の跡が痛んできている
こうした症状でお困りの仙台市および周辺地域(富谷市、名取市など)の建物オーナー様・管理者様は、ぜひ雨漏り診断士が在籍する専門業者までご相談ください。早期の現状把握と適切な対策が、将来的な改修コストを抑えるポイントです!
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