2026.05.16
仙台市太白区 軒天から水が垂れる原因を徹底調査! みなさん、こんにちは!街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です(^^)/先日、仙台市太白区のお客様より「1階ガレージの天井から水がポタポタと垂れてくる」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。お住まいは1階が駐車スペースになっている…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
今回は、仙台市泉区のお客様より「雨漏りがしているので見てほしい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
実はこちらのお宅、数年前に「既存のスレート屋根の上から、アスファルトシングルを重ねる『屋根カバー工法』」の工事をされたばかり。屋根に登ってみると表面は非常に綺麗で、一見するとどこも悪くないように見えます。
しかし、お部屋の状況を詳しく確認していくと、「2階の天井には一切シミがないのに、1階の天井にだけ雨漏りが発生している」という奇妙な現象が起きていました。近くに1階の屋根(下屋)はありません。
さらに施主様からは「南風が吹く日の雨天時だけ漏る」という決定的な手がかりがm(__)m
綺麗にリフォームされた屋根は本当に無実なのか?鉄骨造の構造特性を交えながら、雨漏り診断士の視点で徹底考察した内容をお届けします!
まずは雨漏りしている1階箇所の天井に開口を開け、内部を目視調査しました。
天井裏を横切る野縁(下地木材)の中央部分が、明らかに黒く変色して水分を含んでいました。一過性のものではなく、何度も雨水が侵入して乾燥を繰り返した跡が見られます。 また、奥に見える鉄骨を固定するボルト周辺にも湿気が籠っているように見えました(>_<)すぐに強度が低下するわけではありませんが、放置するとサビや構造体の腐食の原因になるため、一刻も早い原因特定が必要です。
続いて屋根の上に登り、外側の状態をチェックしました。アスファルトシングル自体はズレや破れもなく綺麗に施工されています。 屋根自体にはそこまで大きな問題がないように見えましたが、じっくり観察すると「ある違和感」に気づきました。
屋根のトップである「棟(むね)」が3方向から交わる部分に、釘が表から打たれていたのです(>_<) これは、カバー工法を行う時にコーキングなどでしっかり処理していなかったと考えられます。僅かな釘穴から「水みち(雨水の通り道)」になっている可能性もゼロではありません(>_<)
ここで今回の最大の謎である「2階屋根のカバー工法は綺麗」「2階天井にはシミがない」「1階天井だけが漏る(近くに1階屋根はない)」「南風の時だけ漏る」という条件を整理します。
2階の屋根から漏れているなら、まず2階の天井にシミができるはず。それがないということは、原因は新しくした屋根ではなく、1階の天井裏(2階の床下)へダイレクトに水が回る「バルコニー」や「2階の外壁」にあると断定できます。
今回の建物は鉄骨造(S造)ということもあり、南風の強い雨によって以下の3つのルートで水が回っている可能性が極めて高いです。
南風が強く吹くと、バルコニーの外壁や掃き出し窓(サッシ)の正面に強い風圧がかかります。普段の鉛直方向に落ちる雨なら流れるだけですが、強い風に押し込まれることで、サッシの隙間や外壁目地の微細なひび割れから水が内部へ侵入します。 入った水は2階の室内を通らず、そのまま床下の構造体を伝って1階の天井へと落ちていきます。
手すり壁の天端にあるアルミの笠木は、構造上、下側に隙間があります。強い南風によって雨水が「下から上へ」巻き上げられるように吹き込まれ、内部の防水シートの裏側に回り込んでいるケースです。これもダイレクトに1階の天井裏を濡らす原因になります。
鉄骨造の建物は、建物の骨組みである鉄骨の梁(はり)が水を吸い込まないため、外壁から侵入したわずかな水が鉄骨の表面を伝って驚くほど遠くまでスイスイと移動します。そのため、離れたバルコニーや外壁から入った水が、1階の天井の弱い部分(今回の開口部)に集中して滴り落ちることがよくあります。
また、屋根カバー工法で粘着性の防水シートを重ねたことで屋根の気密性が劇的にアップしたため、「中の湿気が逃げられない」状態になり、冷え切った鉄骨ボルト周辺に室内の湿気が集中して大量の結露を起こしている可能性も視野に入れる必要があります。
「リフォームしたばかりの屋根が悪いのでは?」と不安になられる施主様も多いですが、建物の構造と雨の降り方をロジカルに紐解くと、本当の弱点が見えてきます。今回のケースでは、屋根ではなくバルコニーや2階外壁周辺が極めて怪しい状況です。
原因を完全に特定し、無駄のない的確な修理を行うため、後日改めて「散水試験(高圧で水をかけて雨を再現するテスト)」を行う計画を立てました。
南風の暴風雨を再現するように、斜め下からバルコニーの床・壁・サッシ・笠木の下隙間に向けて水をあて、どこから水が中に侵入していくかを1箇所ずつ徹底検証します。
街の屋根やさんでは、あてずっぽうの修理は一切いたしません。雨漏り診断士の確かな知識と経験で、原因を100%突き止めてから最善の補修工事をご提案いたしますm(__)m
次回の散水試験の結果もブログでご報告しますので、ぜひチェックしてくださいね(^^) 仙台市内で「原因不明の雨漏り」にお悩みの方は、ぜひ私たち街の屋根やさん仙台太白店にご相談ください!
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