2026.09.29
【仙台市青葉区 腐食した化粧桁の現地調査を実施】 みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん太白店の兵藤です!仙台市青葉区にお住まいのお客様より、「外壁から外に飛び出している木材がボロボロになって穴があいている」というご相談をいただきました。さっそく現地に伺い点検を行ったところ…
今回は、仙台市泉区のお施主様より「サッシ下の外壁表面がボロボロと剥がれてきている」とご相談をいただき、現地調査に伺った事例をご紹介します。
該当の箇所を確認すると、サッシの左下部分で窯業系サイディングの表面塗装が破れ、内部の基材がボロボロと崩れ落ちている状態(爆裂現象)が確認できました。そして、この外壁の室内側を確認してみると「浴室(お風呂)」になっていたのです。
なぜサッシの下で、しかも浴室の外側にあたる部分でこのような激しい外壁の剥離が起きてしまったのでしょうか?
「そろそろ外壁塗装の時期かな?」と考えている方や、同じように窓の下の外壁がボロボロして気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください!
【屋根・外壁の凍害を防ぐ!たった2つの方法】
今回お伺いしたお宅では、サッシ(窓枠)の左下角を中心として、窯業系サイディングの表面に著しい損傷が見られました。
具体的な症状としては以下の通りです。
塗膜の浮きと剥がれ: 表面の塗膜がベロリと剥がれ、内部の基材が露出している。
基材の脆化・破砕(爆裂): 露出したサイディングの基材(セメント質)が水分を含んで脆くなり、手で触れると砂のようにボロボロと崩れる。
網状のクラック(ひび割れ): 剥がれた部分の周りにも、細かいヒビ割れが広範囲に広がっている。
窯業系サイディングは、セメントと木質系繊維を混ぜ合わせて成型した外壁材です。非常にデザイン性が高く普及率の高い外壁材ですが、その主成分はセメントであるため、「塗膜による防水性が切れると、スポンジのように水を吸い込む」という大きな特徴があります。
今回のケースでは、単なる経年劣化による塗膜の剥がれではなく、基材そのものが破壊されている深刻な状態でした。
今回の激しい損傷を引き起こした主な要因は、「水分の侵入・留まり」と、仙台の冬場特有の気候による「凍害(とうがい)」が複合的に作用したためです。
原因を細かく紐解くと、以下の3つの要素が関係しています。
サッシの角部分は、雨水が集中しやすいポイントです。サッシ周りのコーキング(シーリング)の劣化や、サッシ下枠の隙間から雨水がじわじわと外壁材の裏側や接合部に侵入していた可能性が考えられます。
今回の室内側は「浴室」でした。お風呂場は家の中で最も湿度が高く、温かい湯気が発生する場所です。 壁体内の防水紙や防湿施工の隙間から温かく湿った空気が外壁側へ逃げようとする際、冷やされて「内部結露」を起こすことがあります。外側からの雨水だけでなく、内側からの湿気によっても外壁材が常に水分を含んだ状態になっていたと推測されます。
外壁材がたっぷり水分を含んだ状態で、仙台市泉区の厳しい冬を迎えるとどうなるでしょうか。 水は凍結して氷になると、容積が約9%膨張します。サイディングの隙間や孔に入り込んだ水分が夜間に凍結して膨張し、日中に溶ける……という挙動を何度も繰り返すことで、内部から外壁材を破砕していきます。これが「凍害(爆裂)」のメカニズムです。
外壁材の裏側に溜まった水分や湿気がスムーズに乾くかどうかは、外壁の施工工法によって大きく異なります。
日本の住宅の外壁工法には、大きく分けて「直貼り工法」と「通気工法」の2種類が存在します。
直貼り(じかばり)工法: 柱や合板の上に張った防水紙に、直接サイディングを釘留めする古い工法(2000年代前半までに多く採用)。
通気工法: 外壁材と防水紙の間に「通気胴縁(木枠)」などを挟み、空気の通り道(通気層)を設ける現代の標準工法。
もしお住まいが「直貼り工法」で施工されている場合、外壁の裏側に侵入した雨水や室内からの湿気が逃げる場所がありません。湿気が逃げ場を失って外壁材にとどまり続けるため、今回のような剥がれや爆裂、さらには室内への雨漏りリスクが飛躍的に高まってしまいます。
今回の現場のようにサッシ下や浴室周辺で部分的な爆裂が起きている場合、通気層が機能していないか、直貼り工法によって湿気が抜けにくくなっているケースが非常に多いのです。
「外壁がボロボロになっているから、ペンキを塗って穴を埋めれば直るのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、結論から申し上げますと、爆裂を起こした外壁に再塗装を行っても絶対に直りません。
すでに基材(セメント質)自体が水分によって脆化し、ボロボロと崩れる状態になっているため、どれだけ性能の良い塗料を塗っても下地ごと剥がれてしまいます。湿ったスポンジの上にペンキを塗ってもすぐに剥がれてしまうのと同じ理屈です。
1.部分張り替え(局所補修)
損傷している部分のサイディングを撤去し、新しいサイディング材へ張り替えます。撤去時に内部の防水シートや柱の状態を確認し、水漏れの原因(サッシ周りの防水処理)を根本から直すことができます。
2.金属サイディングによるカバー工法(重ね貼り)
外壁全体の劣化が進んでいる場合や、今後の耐久性を重視する場合は、既存の外壁の上に軽量な「金属サイディング」を重ね張りするカバー工法がおすすめです。金属サイディングは水分を吸わないため、寒冷地特有の「凍害」に対して非常に強い耐性を持っています。
今回は、仙台市泉区で発生した浴室外壁(窯業系サイディング)の剥離・爆裂の原因と補修ポイントについて解説しました。
窓の下や浴室周辺の外壁に以下のような症状が出ている場合は、早めの現地調査をおすすめします。
・表面の塗膜が浮いてペリペリ剥がれている
・外壁を触るとポロポロと崩れる
・サッシの角から斜め下にヒビ割れが伸びている
当店では、単に上から色を塗るだけの提案ではなく、雨漏り診断や構造的な視点から「なぜその症状が起きたのか」を突き止め、お住まいの状況に合わせた最適な施工法をご提案しております。
仙台市および近郊エリアで外壁の痛みが気になっている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください!無料の現地調査・お見積もりを行っております。
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