2026.10.22
【仙台市青葉区 屋上防水工事の現地調査を実施】 みなさん、こんにちは!街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です! 建物の屋上や陸屋根は、日頃から雨風や紫外線をダイレクトに受け止めるため、最も雨漏りリスクが高い部位の一つです。特に築年数が経過したビルやマンション、戸建ての押えコンクリート…
みなさん、こんにちは(^^)/街の屋根やさん仙台太白店の兵藤です!
仙台市泉区にお住まいのお客様より、「4年ほど前にベランダのトップコートを塗り替えてもらったのだが、表面がベリベリと剥がれてきてしまった」とのご相談をいただき、さっそく現地調査にお伺いいたしました。
ベランダやバルコニーの防水工事・塗装は、お住まいを雨漏りから守るために非常に重要なメンテナンスです。しかし、施工からわずか4年という短期間で塗装が剥がれてしまう場合、そこには明確な原因が存在します。
今回は、実際に調査した現場の写真とともに、なぜシート防水の上の塗膜が剥がれてしまったのか、その原因と再発を防ぐための正しい施工・改修方法について詳しく解説していきます。仙台市近郊でベランダ防水のメンテナンスをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
【『防水工事』ベランダ・バルコニー・陸屋根に!種類を比較】
今回の現場でベランダを確認したところ、外壁とベランダ床面の接合部(立上り部分)を中心に、塗装した塗膜が大きくめくれ上がり、シート下地から完全に浮いてしまっている状態でした。
手で軽く触れるだけでもシワが寄り、薄い膜のようにベリベリと剥がれてしまう様子が確認できます。また、出隅や入隅といったコーナー部分では塗膜に亀裂(ひび割れ)が生じており、一部では下地のシート素地が露出しかけていました。
トップコートや上塗り塗装の本来の役割は、紫外線や雨水から下地の防水シートを保護することです。しかし、このように塗膜が剥離して水が溜まりやすい状態になると、保護機能を果たせないばかりか、隙間から入った雨水が塗膜内部に留まり、かえって防水シートの劣化を早めてしまう危険性があります。
通常、ベランダ防水のトップコートは5年〜10年程度の耐用年数があると言われています。それがなぜわずか4年で剥がれてしまったのでしょうか。今回の現場の状況から、主に以下の4つの原因が考えられます。
塩ビシートやゴムシートなどの防水シートは表面が滑らかで、そのまま塗装しても塗料が接着しにくい性質を持っています。そのため、施工前には目荒らし(やすり等で表面に細かな傷をつけて密着力を高める作業)や、油分・汚れを落とす脱脂作業が不可欠です。この下地処理が不十分だった場合、初期の密着力が不足し、早期剥離につながります。
シート防水の上から塗装を行う際は、下地(シート)と上塗り塗料を強固に密着させるための「プライマー(下塗り材)」が必須です。特に塩ビシートの場合、専用のプライマーを使用しないと十分な密着が得られません。プライマーの選定ミスや塗布量の不足、乾燥不足が剥離の大きな原因となります。
塩ビシートには柔軟性を保つために「可塑剤」という成分が含まれています。適切な下処理や移行防止用のプライマーを塗布せずに直塗りしてしまうと、シート内部の可塑剤が上の塗膜に染み出し(移行現象)、塗膜がベタついたり柔らかくなったりして、最終的に剥がれてしまいます。
ベランダの床面や立ち上がりは、気温の変化や建物の揺れによって微妙に伸縮します。上塗りの塗料に十分な柔軟性・伸縮性がないと、この動きに追従できずにひび割れが発生します。さらに、ひび割れから侵入した雨水や下地からの湿気が太陽熱で温められて水蒸気となり、内側から塗膜を押し押し上げることで「フクレ・剥離」を引き起こします。
「剥がれている部分だけ上から塗れば直るのでは?」と思われるかもしれませんが、既存の塗膜が浮いている状態の上からそのまま重ね塗りをすることは絶対に避けるべきです。
密着していない古い塗膜の上に新しい塗料を重ねても、土台となる古い塗膜ごと丸ごと剥がれ落ちてしまうため、せっかくの費用と施工が無駄になってしまいます。
また、部分的な補修だけで済ませようとすると、一見綺麗になったように見えても、数か月〜数年後に施工しなかった別の場所から再び剥離が始まるケースが後を絶ちません。長持ちするベランダを作るためには、痛んでいる原因を根本から解決する下地づくりが何よりも重要です。
今回のような現場で再発を防ぎ、長期間にわたってベランダを守るためには、適切な施工手順と確実な職人の技術が必要です。
まずは、浮いている・剥がれかけている脆弱な塗膜をスクレーパーやカッター等で完全に削り落とします。その後、シート表面の汚れや埃を綺麗に清掃し、目荒らしおよび溶剤による脱脂作業を丁寧に行います。
塗膜を剥がした状態で、下の防水シート自体に破れや穴、著しい劣化(雨漏りリスク)がないかを点検します。もしシート自体にダメージがある場合は、部分補修を行うか、防水層自体のやり替えを検討します。
下地と上塗り塗料をしっかり密着させるため、塩ビシート特有の可塑剤移行を防ぐ専用プライマーをムラなく丁寧に塗布します。
プライマーが十分に乾燥したことを確認した後、防水シートの伸縮に耐えられる柔軟性と、強い紫外線に耐える高耐候性を備えたトップコート(アクリルウレタン系やフッ素系など)を重ね塗りし、厚みのある強固な保護膜を形成します。
ベランダのシート防水塗装は、一見単純な塗装作業に見えますが、実は「下地シートの材質」「塗料の相性」「密着を高める下地処理」といった専門的な知識と経験が強く求められる分野です。
知識不足による施工が行われると、今回のようにわずか数年で剥がれてしまい、結果的にお客様の余計な費用負担につながってしまいます。
当店では、雨漏り診断士や建築板金のマイスターとしての経験・知識を活かし、現地調査の段階から下地の状態を細かく見極め、長持ちする最適な改修プランをご提案しております。
「ベランダの塗装が剥げてきた」「ひび割れやフクレが気になる」「雨漏りが心配」といったお悩みがございましたら、仙台市泉区をはじめ宮城県内全域で対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!
【防水工事のご依頼・ご相談が初めての方へ】
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん仙台太白店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.